「ホームページ制作に補助金は使えるの?」と、よく聞かれます。答えは「使えます。ただし条件つき」です。使うのは「小規模事業者持続化補助金」です。
3行でわかる
- 使えます。ホームページの分は、補助金30万円までです(第20回)。
- ホームページだけでは申請できません。ほかの経費と組み合わせます。
- まず商工会・商工会議所へ。補助金は後払いで、審査もあります。
どんな補助金なの?
国の補助金で、相談の窓口は商工会と商工会議所です。2026年9月時点で、ホームページにいちばん身近な制度です。
小さな会社やお店が、お客さんを増やすのを後押しします。かかった費用の一部が、あとから戻ってきます。ホームページの制作費も、その対象です。
- 使えるのは「小規模事業者」商業・サービス業なら、ふだん働く従業員が5人以下。製造業などは20人以下です。
「デジタル化・AI導入補助金」(旧IT導入補助金)も、よく名前が出ます。こちらは、仕事を効率化するソフトが対象です。ホームページと同じ仕組みのものは、対象外とされています。
向いている人・向いていない人
向いている人
- お客さんを増やす計画を、自分で考えたい人
- 機械や展示会への出展など、ほかの取り組みも一緒にしたい人
- いったん全額を、自分で払っておける人
- 作り始めが2027年の春以降でも、間に合う人
向いていない人
- 急いでいる人(第20回だと、作り始めは2027年の春以降)
- ホームページだけを作りたい人
- もう注文・契約・支払いをした人
- 申請を、まかせきりにしたい人
第20回のルール(2026年9月時点)
持続化補助金は、何回かに分けて募集されます。いま受付を控えているのは「第20回」です。ルールは回ごとに変わります。
ここでは、2026年7月21日に出た公募要領(第8版)をもとにまとめます。公募要領は、募集のルールブックです。
第20回・一般型 通常枠の主なルール(公募要領 第8版)
- 補助率3分の2
- 補助の上限50万円(特例で上乗せあり)
- ウェブサイト関連費(ホームページ)補助金のうち30万円まで(税込)
- ホームページだけの申請できない
- 様式4の受付締切2026年12月4日(金)
- 申請の締切2026年12月15日(火)17:00
受付開始は2026年11月5日(木)。予定は変わることがあります
- 補助率3分の2とはかかった費用の3分の2が、あとで戻ります。残りの3分の1は、自分で払います。
計算の例(ホームページの分)
- 45万円かけた45万円 × 3分の2 = 30万円
- 60万円かけた30万円のまま(上限)
45万円で、ちょうど上限です
消費税を納めている事業者は、消費税を除いた金額で計算します。
上限の50万円には、上乗せの特例があります。
- インボイス特例50万円を上乗せします。
- 賃金引上げ特例150万円を上乗せします。赤字の事業者は、補助率が4分の3に上がります。
- 両方を満たすと200万円の上乗せです。
ただし、どの特例も、要件を満たさないと補助金全体が出なくなります。
第20回で大きく変わったのは、ホームページの費用の扱いです。
- 第19回補助金の4分の1まで(最大50万円)
- 第20回補助金のうち30万円まで(税込)
チラシや広告などの広報費も、第20回から同じく30万円までです。
公募要領に、ウェブサイト関連費だけの申請はできない、と書かれています。機械や展示会への出展など、ほかの経費と一緒に計画します。
また、お客さんを増やすためのホームページであることが前提です。
申請から入金までの流れ
流れは、大きく7つの段階です。いちばん大事なのは、4つ目の交付決定です。ここより前に注文したものは、補助の対象になりません。
- 相談する|なるべく早めに事業者が、商工会・商工会議所に相談します。
- 計画づくり・様式4|12月4日(金)まで事業者が計画を電子申請システムに入れ、「事業支援計画書(様式4)」を頼みます。締切のあとは頼めません。
- 電子申請|12月15日(火)17:00まで事業者が「GビズIDプライム」で申請します。IDを取るのに数週間かかるので、早めに準備します。
- 採択・交付決定|2027年3月頃から採択の発表は、2027年3月頃の予定です。そのあと見積書を出し、交付決定までさらに1〜2か月ほどです。
- 制作と支払い|交付決定のあと、2028年3月31日まで事業者が、注文・契約・支払いをします。期限までに、ホームページを公開して使い始めます。
- 実績報告|終わったら事業者が、請求書や領収書をそろえて報告します。
- 入金|報告のあと金額が決まってから請求し、補助金が入ります。
つまり、第20回で申請すると、作り始めるのは2027年の春以降です。急いでいるホームページには、向かない制度です。
気をつけたいこと
- 審査があります申請すれば必ずもらえる、ものではありません。不採択も、減額もあります。
- 補助金は後払いですいったんは全額を自分で払います。先にお金の準備が要ります。
- 交付決定の前に注文しないその前の注文・契約・支払いは、対象外です。前払いも同じです。
- 50万円を超える注文は、見積りを2社から1件の注文が50万円(税込)を超えるときです。事業者自身が、別々の会社から2者以上の見積りを取ります。
- 高いホームページには「しばり」がつきます50万円(税抜き)以上だと「処分制限財産」になることがあります。通常5年間、勝手に閉じたり人に譲ったりできません。
- 手伝ってもらったら、申請書に書く商工会・商工会議所以外の人なら、相手と金額を書きます。書かないと、うその報告として不採択になります。
茂原市の補助金も、あわせて確認を
茂原市には「茂原市中小事業者サポート補助金」があります。メニューの1つが「ウェブページ作成・改修」です。
市の公式ページ(2024年9月更新)の案内は、こうです。
- 金額費用の2分の1か10万円の、少ないほうです。茂原市内の事業所に頼むと、2分の1か15万円の少ないほうになります。
- 条件市内に事業所があり、茂原商工会議所が「支援が必要」と認めた事業者です。申請の前に、茂原商工会議所への相談が要ります。
- 順番申請書は、事業に取りかかる前に出します。
- 対象外の人国などから、同じ種類の事業で補助金の決定を受けている人です。
持続化補助金と重ねて使えるかや、受付の状況は、市の商工観光課に確かめてください。
Yoraku は、茂原市内の事業所です。この制度を使える年なら、Yoraku への依頼は「2分の1か15万円の少ないほう」の側です。
Yoraku の進め方
Yoraku では、補助金を使う制作を、商工会・商工会議所と一緒に進めます。千葉・茂原を中心に、相談から公開までお手伝いします。
窓口が商工会か商工会議所かは、お店や事務所のある場所で決まります。茂原市には、茂原商工会議所があります。どちらか分からないときは、一緒に調べます。
だれが、何をするか
- 経営計画を考えて書く事業者ご本人
- 計画の相談(無料)商工会・商工会議所の経営指導員
- ホームページの中身の説明Yoraku
- 見積書Yoraku
- 申請書を書いて出す事業者ご本人
採択されるかは審査しだいで、お約束はできません
公募要領でも、自分で経営を見つめ直して計画を立てることが求められています。Yoraku がするのは、次のことです。
- 使うかどうかを、一緒に考えます急ぎかどうか、ほかに何と組み合わせるか。補助金を使わないほうが早い場合も、正直にお伝えします。
- ホームページの中身を説明しますだれに、何を届けるホームページか。計画の材料になるよう、わかりやすくお伝えします。
- 見積書を用意します中身ごとの金額がわかる見積書を出します。
- 交付決定を待ってから作ります制作の予定も、ルールに合わせて組み立てます。
よくある質問
Q. ホームページの費用だけで申請できますか。
できません。第20回の公募要領に、はっきり書かれています。ほかの取り組みと一緒に計画します。
Q. もう作り始めています。あとから申請できますか。
交付決定の前の注文・契約・支払いは、対象外です。前払いも同じです。使いたいときは、交付決定まで注文を待ってください。
Q. 申請すれば、必ずもらえますか。
いいえ。審査があり、不採択になることもあります。採択されても、報告の内容しだいで減ることがあります。
Q. 補助金は、いつ入りますか。
作って支払い、実績報告をしたあとです。報告の審査は3〜4週間ほど、と事務局は案内しています(2026年8月)。書類に不備があると、もっと延びます。
Q. 制作会社に、申請を全部まかせられますか。
まかせきりにはできません。事業者が自分で計画を考えるのが前提です。GビズIDのパスワードを人に教えることも、利用規約で禁じられています。
Q. 次の回も、同じルールですか。
分かりません。ホームページの費用の扱いも、第19回と第20回で変わりました。申請の前に、必ず最新の公募要領を確かめてください。
ホームページを置く場所と、毎月の費用の話はこちら → サーバーとは?
参考
